ご挨拶
宇宙で輝く恒星の内部では核融合反応が起きています。将来の究極のエネルギー源として期待される「地上の太陽」の実現に向けて、世界各国が協力して核融合炉の研究開発を進めています。 筑紫キャンパスに日本最大の球状トカマク装置QUESTを構え、RFを用いた核融合プラズマの生成・加熱・維持、プラズマ診断・制御の研究、および必要な高周波・ミリ波要素部品の開発等に取り組んでいます。ITER、核融合(原型)炉で用いられるような大電力ミリ波要素部品の開発は、国内外の大学・研究所との共同研究で進めています。また、多彩な複雑性を秘める高温プラズマの普遍的な性質を探求する物理研究も行っています。関連する実験技術と解析、数値計算、物理議論を習得するための総合的な教育を行います。
当研究室は、核融合システム理工学(花田・恩地)研究室、核融合プラズマ物性制御工学(井戸・長谷川)研究室と協力して教育・研究を進めています。
•トカマクプラズマの非誘導立ち上げシナリオの構築
•プラズマ波動を用いた先進プラズマ加熱、電流駆動、制御手法の開発
•電磁波を用いた高温プラズマ計測技術の開発
•大電力ミリ波要素部品の開発
•磁化プラズマの巨視的・微視的不安定性の学理
•高速電子とホイッスラー波の相互作用に関する地上実験
また、九州大学工学部融合基礎工学科と協力して高専連携教育プログラム協力教員としても教育、研究に参加しています。
お知らせ
2021年04月05日 | M1生として坂井くんが配属となりました。NEW! |
2021年03月24日 | M2の工藤くんと加藤くんが修士学位を取得、修了いたしました。 |
2020年12月08日 | D2の福山くんがプラズマ・核融合学会 学生会員部門 若手学会発表賞を受賞しました。
タイトル:球状トカマク装置QUESTにおけるバーンシュタイン波幅射計の開発 |
2020年10月01日 | Journal of Plasma and Fusion Research(2020)にプロジェクトレビューが掲載されました。 出射浩,他 “核融合科学研究所双方向型共同研究QUESTにおける28GHz大電力ジャイロトロン管を用いた電子サイクロトロン加熱電流駆動の連携研究”, |
2020年04月03日 | M1生として武田くんが配属となりました。 |
2020年03月23日 | M2の芦田くんと尾形くんが修士学位を取得、修了いたしました。 |
2019年07月31日 | Plasma and Fusion Research (2019)に論文が掲載されました。
M. Fukuyama et al,“Prototype Phased-Array Patch Loop Antennae for Electron Cyclotron Emission Diagnostics”, |
2019年07月31日 | Plasma and Fusion Research (2019)に論文が掲載されました。
M. Yunoki et al,“Prototype of a Quasi-optical Launcher System of 4 mm Round-trip Interferometer for the QUEST Spherical Tokamak Experiments”, |
2019年04月03日 | M1生として工藤くんと加藤くんが配属となり、福山くんとZHANGさんはD1生となりました。 |
2019年03月20日 | M2の柚木さんが修士学位を取得、修了いたしました。 |
2019年02月25日 | M. Fukuyama et al, “Quasi-optical Polarizer System for ECHCD Experiments in the QUEST”, Fusion Engineering and Design (2019)論文受理! |
2019年02月06日 | プラズマ・核融合学会「Plasma2018フォトコンテスト」において第2位となりました。 |
2018年04月10日 | 「第16回高校生シンポジウム 未来をつくるプラズマ」における事前プラズマ実習の受入研究室となりました。 |
2018年04月03日 | 准教授として池添先生が着任され、M1生として尾形くんと芦田くんが配属となりました |